以前の記事になるが、
で、第二の脳を手に入れたかもしれないとワクワクしていたオッサンだが、その後どうなっただろうか。
続いていますよ。
こういったメモアプリというのは、長く続けることによって真価を発揮するものだが、どうにも使い勝手が悪かったりして、すぐに乗り換えたりしがち。
しかし、このObsidianは特に不満もなく使えている。不満どころか、「こんなこともできるのか」「こう使ってみたらどうだろうか」など、かなり知的好奇心を満たしてくれる存在で、毎日Obsidianを触るのが楽しみなくらいだ。
1. フォルダ構成
はじめはフォルダをある程度作り、そこにメモを格納していくというスタイルで使っていた。
Daily、Note、Blog、備忘録、仕事関連、読書記録、趣味、添付ファイルなど、MacのFinder感覚でフォルダを次々に作る。
しかしこのスタイルはObsidianらしい使い方ではないと、すぐに気がついた。
サイドバーに整然とフォルダが並ぶ姿は見ていて安心感があるし、ファイルを探すときもフォルダを辿ればいつか見つかる。
だが、こうしたメモ帳界隈で必ず問題になる、「どのフォルダに入れれば良いかわからない」状況というのは必ず発生する。両方に同じファイルを保存したり、強引にどちらかのフォルダに保存したりするのだが、無駄だし、どちらのフォルダに保存したのか忘れてしまうこともしばしば。
せっかくObsidianを使っているのだから、リンクでノート同士を繋げていけば、フォルダに頼らずとも目的のファイルには辿り着けるし、その過程で過去のノートとの予期せぬ出会いもある。
検索性を高めるためにタグを使ったり、メタデータを全てのノートにつけたりしておけば、フォルダなんていらないのではないか、と思ったわけだ。
だから今のオッサンのVaultは、ジャンルごとのフォルダ構成ではなく、
- Daily(時系列メモ)
- Note(アクティブなノート)
- Resource(一段落ついたノート)
- assets(画像やPDF)
- template(各種テンプレート)
といった属性ベースの最低限の構成に落ち着いている。
2. 使っているプラグイン
- Calendar:月単位のカレンダー表示でDailyノートを素早く呼び出せる。日記的な記録や、その日の出来事を振り返るのに便利。
- Dataview:ノートのメタデータやタグをもとに、一覧・集計・絞り込み表示ができる。タスクや読書記録の管理に活用中。
- Date Inserter:ショートカットで日付や時刻を挿入できる。ログ作成がスムーズになる。
- Editing Toolbar:モバイル環境での編集を助けるツールバーを追加。iPhoneやiPadでの執筆が快適に。
- Kindle Highlights:Kindleで付けたハイライトをノートに自動取り込み。読書メモの整理が格段に楽になる。
- Natural Language Dates:自然文で日付入力ができる(例:「明日」「来週月曜」)。リマインドや計画メモで重宝。
- Tasks:複数ノートに分散したTODOを一括表示・管理。タスクの完了状況も集計できる。
- Templater:テンプレートに変数やスクリプトを組み込み、自動で定型ノートを生成。Dailyノートやブログ下書きの作成を効率化。
3. Cursorとの連携
最近、CursorとObsidianを連携させるのが流行っていると聞き、早速試してみた。
CursorはAI補助付きのエディタで、コード補完や文章生成が強力だ。Obsidianと組み合わせることで、ノートの下書きを自動生成したり、選択範囲を要約・翻訳する、といった操作がシームレスにできる。
しかし、現時点ではPythonの学習段階がまだ入門書レベルなので、「AIと相談しながら本格的なコードを書く」という使い方までは至っていない。文章処理に関しても、ChatGPTアプリで結果を得て、それを自分で整形してノートに反映する方がしっくりくる。
便利ではあるが、Cursor側から直接ノートを書き換えられると、Obsidianのノートが自分の手を離れてしまうような感覚がある。今後も使い方を探りつつ、課金継続の判断せねばなるまい。
流行っているからといって、無理やり使う必要はないからね。
4. 今後について
今後もObsidianを使い込み、第二の脳の作成・・・オッサン脳補完計画を進めていく。
特にDataviewの活用を深め、読書記録やブログ下書き、タスク進捗などを自動的に一覧化する仕組みを作っていけたらいいなあ。
そして、フォルダやタグだけに頼らず、リンクとクエリでノート同士をつなぎ、日々の記録やアイデアを自然に蓄積・整理できる、Obsidianらしい環境を目指してみよう。