今日は悪夢で目覚めた。
仕事に遅刻しそうというシチュエーションで、一刻も早く職場に辿り着かねばならないのに、さまざまな障害が私を苦しめるといった内容。
まあよくある夢だろう。
夢なのではっきりしないが、この手の遅刻ネタの夢の舞台はいつも同じ場所だと思う。
同じ場所で、同じような障害があって、同じように焦っている。
少しずつ細部は異なるが、結局、間に合わないと悟り絶望したところで目が覚める。
夢の中って、なぜうまく歩けないのだろう。なぜ、スマホの操作がうまくできないのだろう。
こうした夢の世界の考察をまとめてみても面白そうだ。
なるべく悪夢は見たくないから、夜更かししたから悪い夢を見るのであろうと仮定し、信じられないくらい早く寝るという実験を試みたが、それでも悪い夢を見ることがあったので、悪夢と睡眠開始時間は関係ないようだ。
なぜ人は悪夢を見るのか。実に深遠なテーマだと思う。
それにしても、夜更かしってやめられないよね。
早寝早起きが良いことは知っているんだよ。睡眠不足が体に悪い影響を与えることも承知。
しかし、布団に入ってダラダラとしているあの時間の、何という心地よさよ・・・。
今の季節は暑いから、クーラーをガンガンに効かせ、布団にくるまる。
皆さんわかるよね? あの柔らかい布団にくるまれる至福が。
休前日の、開放感と安心感に裏打ちされたセーフティ夜更かしも良いが、次の日も仕事だというのに、時計をチラチラ見ながら、まだ行ける・・・まだ大丈夫だ・・・と自分を誤魔化しながらギリギリのラインを攻める背徳の夜更かしもまた格別。
ひとしきり布団の感触を楽しんだら、夜更かし活動・・・よふ活が始まる。
私は本を読むことが多い。あとは動画視聴か。音楽を聴くなんて人も多いだろう。
あとは、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、の精神でスマホを手に何か書き物をすることもある。
夜書いた文章は、朝に読み返すと支離滅裂だったり恥ずかしい内容だったりするので永遠に封印される運命にあるのだが、それでも、深夜にカサカサと何かを書いているという行為自体が好きだ。
そうこうしているうちに抗えない眠気が私を襲い、いつの間にか眠りに落ち、朝を迎える。
若い時はそうだった。
しかしオッサンとなった今、いつの間にか眠りに落ちると、朝方、必ず尿意を催して睡眠の質が低下するという現象が避けられなくなってきた。
だから、もう寝ようかな、このまま眠っちゃいそう・・・という、よふ活の一番のクライマックスで、おもむろに布団から出てトイレに向かうという無粋な行動をとらねばならない。
何だか喉も渇いたから水でも飲むか、とキッチンで水を飲み、布団に戻る。
さっきより目が冴えて、もう少しだけ、よふ活が可能な状態になってしまっている。
で、さっき水を飲んだものだからまた、クライマックスで布団から出てトイレに向かう。
戻ってきて、また少しだけ、よふ活。
結局寝落ちしていることが多いが、この「よふ活→水→トイレ→よふ活→水→トイレ」というループは、体が発する、「お前もう若くないんだから、いい加減にしろよ? 前立腺の気持ち考えたことあんの?」という怒りなのかもしれない。
でもなぁ・・・布団の中でAmazonのあなたにおすすめの本を延々眺めるの、楽しいんだもんなぁ。